アメリカのチップ文化とSales tax

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はじめに

アメリカでは、レストランや美容院などでサービスを受けた時に、Tip(チップ)を払う文化があります。日本ではチップを払う習慣がほとんどないので、初めてアメリカで生活する人にとっては戸惑いやすいポイントのひとつです。

また、アメリカには日本の消費税にあたる Sales Tax があります。日本の消費税は基本10%、一部の飲食料品などは軽減税率8%と全国で統一されていますが、アメリカのSales Taxは州や地域によって異なります。さらに日本では税込表示に慣れているため、レジで大きく金額が変わる感覚はあまりありません。一方アメリカでは、表示価格にSales Taxが加算され、場面によってはさらにチップも必要になります。

今回は、アメリカ生活で知っておきたいチップ文化とSales Taxについて、私の体験も交えながらご紹介します。

TAXとは?州や地域によって違う

アメリカのSales Taxは、州によって異なります。 例えば、カリフォルニア州は7.25%、ニューヨーク州は4%、ワシントン州は6.5%です。一方で、オレゴン州やモンタナ州のようにSales Taxがない州もあります

さらにアメリカでは、州税とは別に、郡や市などの地方自治体の税率が加算されることがあります。そのため、同じ州の中でも、住んでいる市と隣の市で買い物をした場合、税率が変わることがあります。カリフォルニア州でいうと、サンフランシスコは8.625%、ロサンゼルスは9.75%です。地域によっては10%を超える場所もあり、私が住んでいたオークランドもそのひとつでした。税率だけ見ると、日本の消費税10%と大きく変わらない地域もあります。

日本と大きく違うのは、アメリカでは表示価格にSales Taxが含まれていないことが多い点です。レジに行って初めて税金が加算されるため、最初は「思っていたより高い」と感じることがよくありました。また、食品への課税のされ方も州によって異なります。

アメリカでは、食品が非課税、または軽減税率の対象になる州も多くあります。カリフォルニア州でも、一般的な食料品は原則非課税ですが、温かい調理済み食品などにはSales Taxがかかります。

日本の消費税との違い

日本では、基本的に多くの買い物やサービスに消費税がかかります。食品や外食、日用品はもちろん、美容院、スポーツジム、子どもの習い事などにも消費税が含まれています。税込表示に慣れていると気づきにくいですが、よく考えるとかなり幅広いものに消費税を払っていることになります。 一方、アメリカのSales Taxは、州や地域によってルールが異なりますが、一般的には商品などの物品に対して課税されることが多く、サービスへの課税は州や内容によって扱いが変わります。例えばカリフォルニア州では、美容院でヘアカットをする場合、カット代そのものにはSales Taxがかからないことが多いです。ですが、同じ美容院でヘアオイルやシャンプーなどの商品を購���した場合、その商品にはSales Taxがかかります。このように、アメリカでは「何に税金がかかるのか」が州や商品・サービスの内容によって変わるため、最初は少し分かりにくく感じるかもしれません。

TIPとは?サービスへの上乗せ

アメリカでは、レストランや美容院などでサービスを受けた時に、Tip(チップ)を払う文化があります。チップとは、サービスへのお礼として、料金に上乗せして支払うお金のことです。 これは、日本人の感覚にはあまりない文化ですよね。ただ、日本でも引っ越しの時に業者の方へ心付けを渡したり、タクシーでお釣りを受け取らずに「取っておいてください」と伝えたりしたことがある人はいるかもしれません。また、ストリートパフォーマンスに対して少額のお金を渡すこともありますよね。

アメリカのチップは、それに少し似ている部分もありますが、より日常生活に根付いています。払うかどうかを自分で決める場面もありますが、レストランや美容院などでは、チップを払うのが一般的です。 例えば、レストランで食事をした場合、料理代とは別にチップを支払います。相場はだいたい15〜20%前後で、サービスがとても良かった場合はそれ以上払うこともあります。

ホテルに宿泊する際は、ハウスキーパーへのチップとして、数ドルを部屋に残すことがあります。枕元やテーブルの上に置いておくことが多いです。 また、美容院でも、カット代やカラー代などの技術料に加えて、チップを払うのが一般的です。こちらもレストランと同じように、15〜20%前後を目安に考えるとよいと思います。

チップの金額は、受けたサービスの内容や満足度によって変えても大丈夫です。ただ、慣れるまでは「いくら払えばいいの?」「この場面でも必要なの?」と迷うことも多いと思います。 一方で、カフェやテイクアウト、セルフサービスのお店では、チップはかなり任意に近い場面もあります。 最近は、レジ横のタブレットやカード決済画面に「15%・20%・25%」のようなチップの選択肢が表示されることがあります。最初はそれを見ると、「え、ここでも払わないといけないの?」と戸惑うかもしれません。 ただ、カウンターで注文して自分で商品を受け取るだけのお店や、セルフサービスに近いお店では、必ずしもチップを払う必要はありません。もちろん、スタッフの対応が良かった時や、少し気持ちを渡したい時に払うのは自由です。

アメリカではチップ文化が日常に根付いていますが、すべての場面で必ず払わなければならないわけではありません。特にカフェやテイクアウトでは、画面にチップ欄が出ても、自分で判断して大丈夫です。

アメリカでは外食が高く感じる理由

レストランで食事をする場合、メニューに書かれている金額に加えて、Sales TaxとTipの両方が必要になります。そのため、アメリカでの外食は表示価格よりも高額になりがちです。私がオペアをしていた頃も、友人とレストランで外食することは控えめにして、スターバックスのようなセルフサービスのカフェを利用することが多かったです。また、レストランでもテイクアウトの場合はチップが任意の場合が多いため、持ち帰って食べることもありました。店内で座って食事をする場合と比べると、テイクアウトの方が費用を抑えやすかったです。もちろん、テイクアウトでも支払い画面にチップの選択肢が表示されることはあります。最初は「払わないといけないの?」と戸惑うかもしれませんが、カウンターで受け取るだけの場合は、必ずしも払う必要はありません。

まとめ

アメリカのSales TaxとTipは、日本人にとって最初は戸惑いやすい文化です。 日本では税込表示に慣れているため、表示価格と実際に支払う金額が大きく変わることはあまりありません。一方アメリカでは、表示価格にSales Taxが加算され、レストランや美容院などではさらにTipが必要になることがあります。 最初は「結局いくら払えばいいの?」と迷うこともありますが、仕組みを知っておくだけで安心できます。

慣れるまでは少し面倒に感じるかもしれませんが、これもアメリカ生活の大事な文化のひとつです。

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