ホストファミリーに紹介した日本の文化

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はじめに

オペア(オーペア)に限らず、ワーホリ(ワーキングホリデー)や語学留学で海外生活をする方の中には、「日本の文化をどんなふうに伝えたらいいだろう?」「どんなお土産なら喜ばれるかな?」と考える人も多いのではないでしょうか。私もアメリカでオペアをしていた頃、同じように迷いました。そこで実際にホストファミリーに紹介した日本文化のエピソードをまとめてみました。

お土産

オペアとして渡米するときに悩むのが「ホストファミリーへのお土産」ではないでしょうか。お土産は自分がその家で初めてのオペアなのか、前任者がいるのか、さらにその人が日本人なのかによっても選ぶものが変わってきます。

食べ物であれば、気に入れば何度もらっても嬉しいものですが、物の場合は同じようなものが増えてしまう可能性もあります。そのため、あらかじめ「どんなものが欲しいか」や「すでに持っているものはあるか」を聞いてみてもいいかもしれません。 私はお菓子と小物を大人用・子ども用に分けて用意しました。


大人向けに用意したもの


  • 和菓子(ところてん、もなか)
  • 柿の種やせんべいなどのおつまみ系
  • 扇子
  • 手拭い


子ども向けに用意したもの


  • スナック菓子(4連パックなどの小袋タイプ)
  • シール、折り紙
  • 絵本
  • 日本の昔ながらのおもちゃ(竹とんぼ、ダルマ落とし、でんでん太鼓、紙風船)
  • はっぴ、甚平、はちまき、クッション素材のやわらかい刀


ちょっとしたお土産でも、話題のきっかけになりやすく、日本文化を自然に紹介するチャンスになります。 食べ物はどれも喜んではもらえましたが、和菓子の「ところてん」や「もなか」は、食べる前に一手間かかるタイプだったので、ホストファミリーにとっては少しハードルが高かったようです。やり方も分かりにくかったらしく、一緒に食べるとき以外にはあまり口にせず、ところてんは長い間冷蔵庫に居座っていました。

日本の和菓子といえば「あんこ・饅頭・団子」といったイメージが強く、実際アメリカのアジアンスーパーなどでも売られています。そのため、あんこが苦手でなければ、日持ちしてすぐに食べられる和菓子を選ぶのがおすすめです。


子ども用のスナックは小分けタイプが量もちょうどよく、種類も豊富なので、とても喜んでもらえました。 また、はっぴや甚平はハロウィンの仮装としても着てもらえ、日本らしさがあって好評でした。特に、はっぴはサイズ選びが比較的簡単なので���すすめです。さらに、日本の昔ながらのおもちゃも楽しんでもらえましたが、小さいパーツがあるものは誤飲の心配があったり、遊び方が難しすぎることもあるので、ホストキッズの年齢に合わせて選ぶと安心です。

日本食

私がオペアをしていたファミリーでは、夕食を作ることは仕事の一部ではありませんでしたが、月に数回は晩御飯を用意していました。また、子どもたちとピクニックに出かけるときには、お弁当を作ることもありました。

ここでは、実際にどんなものを作ったのか、そしてどんな料理や日本の食材がホストファミリーに喜ばれたのかをご紹介したいと思います。 ちなみに、私のホストパパは日系人だったため、家には炊飯器があり、毎日玄米(たまに白米)を食べられる環境でした。


  • カレー、クリームシチュー

よくも悪くも普通の反応でした(笑)。ワンプレートなのでアメリカの食卓スタイルと似ていて日本らしさは あまり感じなかったようです。


  • 焼きそば

子どもたちに大人気!お弁当を作るときも「焼きそばを入れて!」とリクエストされるほど気に入っていました。 アメリカでは薄切り肉があまり売られていないので、豚肉の代わりにウィンナーを使っていました。


  • おにぎり

「すき焼き」味や「納豆味」のふりかけが大好きで、よくそれをつかっておにぎりを作っていました。 おにぎりに巻く「のり」も子ども達は好きで、特にペースト状の「海苔の佃煮」が気に入ったようで毎日のようにごはんに入れて食べていました。朝ごはんに何かける?と聞くと、「ノーリー」や「ナットー」となんとも言えない発音で答えてくれて、毎朝おもしろかったです。


  • 納豆

子どもたちは大好きでしたが、大人は全く受け付けない様子(笑)。やはり匂いとネバネバが苦手だった ようです。子どもたちはごはんにかけたり、海苔で巻いて納豆巻きにしたりして、美味しそうに食べていました。


  • ちくわ

そのまま食べたり、きゅうりやチーズを挟んで食べたり。シンプルなおやつ感覚で楽しんでいました。


  • からあげ

アメリカではあまり家庭で揚げ物を作らないようで、油の量にびっくりされました。一緒に作っていたとき、ホス トファミリーはちょっとしか油を入れず、「Deep fry だからもっと油がいるんだよ!」と私が代わって入れると、 “oh no, no way” と嫌がっていました(笑)。でも揚げたてのからあげを食べたら「美味しい!」と喜ん でくれて、作ってよかったと思いました。

行事

日本らしい行事の紹介も文化交流には最適ですよね。私がファミリーに紹介した行事の中で印象に残っているのは「七夕」と「お月見」です。


  • 七夕

ホストファミリーの家の庭に竹が生えていたので、七夕には短冊と折り紙でつくった飾りを子どもとと一緒に 飾りつけました。「短冊には願い事を書くんだよ」と伝えると、子どもたちはもちろん、大人たちも夢中になっ て自分の願いを書いていました。

ホストキッズが一生懸命ひらがなで願い事を書いているの���見て、ホスト パパも日本語で書きたいと言い、「“Thrive”は日本語で何ていうの?」と聞かれて困った記憶があります。 結局、「栄える」と書いてもらいましたが、日本だと「栄える」と短冊に書くことはあまりないですよね。

ホスト パパにとっては“Thrive”のような大きなテーマを願いとして書くのが自然だったようです。日本では個人的 な願いごとや、より具体的な願い事が多いですよね(○○ができますように、〇〇になりたいなど)。 人生の指針のような言葉を選ぶアメリカの感覚の違いを感じて、面白いなと思いました。 ちなみにキッズは「しんかんせんのうんてんしになりたい」と書いていてかわいかったです。

また、当日は、手巻き寿司やざるそばを用意してみんなで食べ、日本らしい雰囲気を味わってもらうことができました。普段の食卓とは違う特別感もあり、ファミリーにとっても印象的な一日になったようです。


  • お月見

お月見のときには月見団子を作り、みんなで庭に出て月を眺めながら食べました。近所の草原に「すすき」によく似た草が生えていたので、それを持ち帰ってお団子の横に飾り付け。簡単な準備でしたが、雰囲気はぐっと本格的になりました。


七夕やお月見など、日本の伝統的な行事は特別な道具や大掛かりな準備がなくても楽しめますし、ちょっとした工夫で異文化交流のきっかけになります。季節を感じながら家族みんなで過ごす時間は、ホストファミリーにとっても忘れられない思い出になり、日本文化を自然に紹介する絶好のチャンスになりますよ。


まとめ

アメリカでの生活は、現地の文化を肌で感じられるかけがえのない学びの時間です。同時に、日本の文化を紹介することは、ホストファミリーとの絆を深めるだけでなく、自分自身が「日本人としてのルーツ」に改めて向き合う大切な機会にもなります。 そして、その時間がいい思い出としてお互いの心に残るといいですね。

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