オペアは旅行にどれくらい行ける?

はじめに
オペアを考えている方の中には、「アメリカ中を旅行したい!」と考えている人も多いのではないでしょうか。アメリカはとても広いため、日本からの短期旅行では訪れられる場所が限られてしまいます。
でもオペアなら1年間、最大で2年間アメリカに滞在することが可能です。さらに、オペア終了後には1か月間のグレースピリオドがあり、その期間を旅行に充てることもできます。
今回は、そんなオペア滞在中に楽しめるアメリカ旅行の魅力を体験談を交えながらご紹介します。
滞在2年間の旅行回数は10回以上?!
私はカリフォルニア州のオークランド(サンフランシスコの対岸にある街)で2年間オペアをしていました。特別旅行好きというわけではありませんが、それでも数えてみると13回(忘れているだけで、もっとあるかも?)も旅行に行っていました。つまり、2か月に1回のペースですね。そのうち半数以上がホストファミリーと一緒に出かけた旅行です。 旅行が好きな方であれば、さらに多くの場所を訪れることもできるでしょうし、旅行の頻度はホストファミリーによっても変わってくると思います。
実際の旅行先 *印はホストファミリーとの旅行
Sea Ranch(カリフォルニア州) 2回*
アメリカで訪れた旅行先の中で、ダントツで一番好きな場所がシーランチです。サンフランシスコから北へ車で約3時間、太平洋沿いに広がる静かな街で、車がないとアクセスできないため、普通の観光ではなかなか訪れにくい場所です。 滞在はバケーションレンタル( Airbnbのような)が主流で、家を一軒まるごと借りて過ごしました。広い部屋に庭、そして露天風呂のようなジャグジーまであり、夜には満天の星を眺めながら湯船に浸かるという贅沢な体験ができました。
街灯がほとんどないため、空いっぱいの星が手に届きそうなくらい近くに感じられ、何十個も流れ星を見ることができたのは忘れられない思い出です。 この場所に出会えたのは、まさにオペアとしてファミリーと一緒に旅をしたからこそ。観光客としてはなかなか行けない“隠れた名所”を、ファミリートリップを通じて体験できたのは本当に貴重でした。いつかまた必ず訪れたい、大好きな場所です。

Los Angeles
オペア仲間と4人で2泊3日、”Disney California Adventure Park”とロス観光に行きました。ディズニーで衝撃的だったのは、お土産などのグッズが日本と比べて少ないことでした。日本ではディズニーに行くと、何もかも可愛くて、何を買うか迷うほど種類が多いですよね。アメリカのディズニーはそこまでグッズに力を入れていないのか、ほしいと思うものが何一つなく、何も買わなかったんです。お金の節約にはなりました(笑)。
とはいえ、やっぱりディズニー!かわいいキャラクター達と写真撮影ができたり、アトラクションを楽しめたりと、東京のディズニーと同じように夢のような時間を過ごすことができました。そしてすぐ隣に元祖ディズニーランド”Disneyland Park”もあります。徒歩数分で行き来ができ、どちらのパークにも入場できるチケットも販売されているので、両方のパークを楽しめるのも魅力です!ただしチケット代は日本よりもさらに高額で、入場日によって料金が変わりますが、1つのパークでも103〜206ドル、2つのパークを行き来できるホッパーチケットになると、169〜281ドルです(2025/9月現在)。
Los Angeles, San Diego, Las Vegas, Grand Canyon
日本から遊びに来た友人と一緒に、ロサンゼルスからサンディエゴへレンタカーで移動しながら観光を楽しみ、それぞれ1泊ずつしました。 その後は飛行機でラスベガスへ向かい、2泊しました。
ラスベガスからはツアーバスに参加してフーバーダムやグランドキャニオンを訪れました。 グランドキャニオンでは念願のヘリコプター遊覧を体験。上空から雄大な景色を堪能しましたが、座席によっては揺れが強く酔いやすいため注意が必要です。幸運なことに友人はパイロットの隣の席に座ることができ(座席は体重バランスで決まります)、まさに絶景を特等席から楽しんでいました。
その日の夜はホテルに戻り、シルク・ドゥ・ソレイユのサーカスを鑑賞。ところが予定を詰め込みすぎたせいで、私たちは疲れ切っていて上演中にうとうとしてしまい、観客の拍手でその都度目を覚ますという状態でした(笑)。旅の計画は、無理のないペース配分も大事だと学びました。

New York
オペア仲間の友人と日本から来た友人、あわせて3人で年末年始をニューヨークで過ごしました。ちょうど大寒波と重なり、気温はマイナス10度以下。外に長くいられないほどの寒さでしたが、その分ホットチョコレートの温かさや、街のイルミネーションが一層心に残りました。 観光では、タイムズスクエア、エンパイアステートビル、チェルシー、ブルックリンブリッジ、国連本部など、多くの名所を巡ることができました。
さらに念願のブロードウェイミュージカルも鑑賞。また、街全体がホリデームードに包まれていて、巨大なクリスマスツリーやスケートリンクの風景も楽しめ、まさに「冬のニューヨーク」を満喫できた旅でした。

Pismo beach(カリフォルニア州)*
カリフォルニア中部にある小さなビーチタウンで、広い砂浜やサーフィン、シーフードが楽しめる観光地です。海沿いのリゾートや散歩道が人気です。青く澄んだ海と開放感あふれる景色がとても印象的で、夢中になって写真を撮り続けてしまいました。リゾートらしい雰囲気と、のんびりとした時間の流れに心からリフレッシュできました。

Camarillo(カリフォルニア州)2回*
ロサンゼルスの中心部から車で約1時間、ベンチュラ郡にある街で、ホストパパの実家があり、サンクスギビングやクリスマスの時期に行きました。Amtrakという寝台列車で片道11時間ほどかかりますが、ホストキッズが電車好きなので、毎回楽しみにしていました。車内にレストランもあり、長時間の乗車ですが快適でしたし、日本では11時間も列車に乗ったことがないのでいい経験になりました。
Lake Tahoe(カリフォルニア州・ネバダ州) 2回*
タホ湖はカリフォルニアとネバダの州境に位置し、冬はスキーやスノーボード、夏には避暑地として多くの観光客で賑わう人気のリゾート地です。私は冬に2度ファミリーと訪れ、久しぶりにスキーを楽しみました。中学校のスキー合宿以来で最初はぎこちなかったのですが、ファミリーに教えてもらいながら滑るうちに少しずつ感覚を取り戻し、転びながらも楽しむことができました。
また、子どもたちとは雪合戦をしたり、雪だるまを作ったりと雪遊びにも夢中になりました。スキーだけでなく、雪に包まれた美しい景色とファミリーとの時間が特別な思い出となりました。

Yosemite(カリフォルニア州)*
ヨセミテ国立公園は、カリフォルニア州の山岳地帯に広がる雄大な国立公園で、滝や巨大な花崗岩の断崖、豊かな森林など手つかずの自然が魅力です。アメリカらしい壮大で巨大な岩壁は、今までに見たことのないような圧倒的なスケールでした。公園内で遠くの木の下にいる野生のクマを目にすることもできました。また、サイクリングも楽しむことができ、緑豊かな景色の中で風を切って走るのは本当に気持ちよかったです。
Sacrament(カリフォルニア州)*
カリフォルニア州の州都・サクラメントは、歴史を感じさせる昔ながらの街並みが残っていて観光にもぴったりの場所です。ゴールドラッシュ時代の雰囲気をそのまま味わえる「オールドサクラメント」では、木造の建物や石畳の道が広がり、アンティークショップ、カフェも多く、散策するだけでも十分楽しめます。
また、サクラメントは「シティ・オブ・ツリーズ(木々の街)」とも呼ばれるほど自然が豊かで、公園や川沿いの遊歩道、自転車専用のトレイルも整備されており、自然の中でリフレッシュできるのも魅力のひとつです。
サンフランシスコ近郊から車で約1時間半とアクセスも良かったので、日帰りで行くこともありました。

Mt. Shasta(カリフォルニア州)
日本でもおなじみのミネラルウォーター「クリスタルガイザー」の採水地へ、オペア仲間5人で週末にロードトリップの日帰り旅行で行きました。本格的な山登りではなく、簡単なハイキングコースを楽しみながら、湧水を直接ボトルにいれられる場所に行ったり、ハートレイクと呼ばれるハート型をした湖にも立ち寄りました。湖面がハート型に見えるその景色はとても印象的で、写真映えも抜群でした。

日帰り旅行を楽しむ
週末を利用して少し遠出をしてみるのもいいと思います。飛行機を使えば移動時間を短縮できるので、オペアミーティングで知り合ったオペアが住む街に日帰りで行くなんてこともできます。日帰り旅行のいいところはホテル代がかからないこと。
アメリカはとにかく広い国なので、「滞在中にたくさんの場所をまわりたい!」という人は、普段の週末をうまく活用するのがおすすめです。
ガイドブックに載るような観光地ではないけれど地元の人がよく訪れるおすすめスポットもあったりするので、ファミリーに行き先を相談するのもいいですね。
意外と安い?アメリカ国内線の航空券
アメリカ国内の移動手段は、主に車、長距離バス、鉄道、飛行機があります。飛行機は費用がやや高めですが、日本と比べると案外安く感じることもあります。
特に、早めにチケットを取る、LCCを利用するなど工夫すれば、かなり割安で購入可能です。また、移動時間も短縮できるため、複数の都市を回りたい場合には特におすすめです。
アメリカは広大な国土を持つため、飛行機を利用する人が多く、需要が高いことから航空会社間の競争も激しくなります。その結果、チケット価格が下がりやすいという面もあると思います。
旅費を抑えるならロードトリップ✖︎大人数
旅行で必ずかかるのが「移動費」と「宿泊費」です。ロードトリップなら、ファミリーが車を貸してくれる場合、ガソリン代だけで済むのが大きなメリット。レンタカーを利用する場合も、人数が多いほど一人あたりの負担を減らせます。
さらにアメリカのホテルやモーテルは、日本のように人数単位ではなく「部屋単位」で料金がかかることが多いです。もちろん最大宿泊人数のルールはありますが、人数いっぱいで泊まって割り勘にすれば、一人あたりの費用をかなり抑えることができます。

ファミリートリップはメリットがたくさん
ファミリーと一緒に旅行に行くのはとてもおすすめです。振り返ってみると、私自身の旅行の半分以上はファミリーとのものでした。しかも、そのすべてで私が支払ったのはお土産代だけ。宿泊費や移動費、食事代、さらにはスキーのレンタル費用まで、すべてファミリーが負担してくれました。
もちろんファミリーによって状況は異なると思いますが、一緒に旅行することで絆が深まりますし、何より旅行中も子どものお世話をするため、お給料も普段通り発生します(親も一緒なので勤務時間はかなり減ります)。「旅行もできて給料ももらえるなんて、こんなにいいことはない!」と思っていました。
グレースピリオドの過ごし方
オペアのプログラムを終えると、「グレースピリオド」と呼ばれる30日間の猶予期間があります。この期間中は働くことはできませんが、旅行などを楽しむことができます。 グレースピリオドの過ごし方は本当に人それぞれです。私のオペア仲間の中には、ロードトリップでアメリカを縦断した人もいれば、別の州に住むオペアに会いに行った人もいましたし、プログラム終了後すぐに帰国した人もいました。
私の場合は、少しでも長くホストファミリーと一緒にいたかったので、次のオペアへの引き継ぎを手伝いながら同じ家に居候し、友人に会ったり、近所のお気に入りの場所を巡ったりして過ごしました。2年間過ごした場所でいつも通りの毎日を送りながら、「もう終わっちゃうんだ」「このお店に来るのは今日が最後かもしれない」と思うと、寂しさで胸がいっぱいになりました。
こんなふうに名残惜しく思えるほどアメリカでの生活を楽しめたことは、とても幸せなことだと感じています。ファミリーや当時出会った友人たちには、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
まとめ
オペア生活では、ファミリーと一緒に行く旅行もあれば、友人と計画する旅行もあり、工夫次第でさまざまな場所へ行くチャンスがあります。ファミリー旅行に同行すれば費用の負担が少なく済み、友人との旅行では自分たちのペースで楽しめるのが魅力です。 もちろん、行ける回数や行き先はホストファミリーや自分の休日の使い方によって異なりますが、長期滞在だからこそ観光だけでは味わえない経験ができます。
オペアは、働きながら旅行も楽しめる貴重なプログラム。ワーホリ(ワーキングホリデー)や海外生活を考えている方にも、ぜひおすすめです!







