オペア経験はキャリアになる!帰国後の就職で活かせる強みとは?

はじめに
オペア(オーペア)だけでなく、ワーホリ(ワーキングホリデー)や語学留学を考えている方にとって、帰国後の就職は大きな関心事ですよね。
すでに社会人として働いている方であれば、「キャリアを中断してまで行くべきか?」と悩むかもしれません。学生の方なら「休学して行くべきか、それとも卒業後に行くべきか?」と考えるでしょう。また、「まだやりたいことが見つからず、将来に不安を感じている」という方もいると思います。 このように海外生活に踏み出す際には、いろいろな迷いが出てくるものです。
そこで今回は、私がオペアを経験した後にどのように就職活動をしたのか、どんな仕事に就いたのか、さらにオペア経験を通じて得られたスキルについて、実体験を交えてご紹介します。
オペアになった理由
私がオペアを選んだ理由は大きく2つありました。
- 子どもが好きだったこと
- アメリカに住み、英語を話せるようになりたいと思ったこと
この条件に合う留学方法を探す中で、オペアという制度に出会いました。 中学校で初めて英語を学んで以来、英語は好きな科目でした。将来の明確な夢はありませんでしたが、英語を学べる大学に進学。しかし4年間の学生生活では、実践的な英語力を身につけるまでには至りませんでした。
そのまま就職活動を迎え、特にやりたいことがないまま日系ホテルに就職しました。ところが実際に働く中で、外国人のお客様への対応で自分の英語力の不足を痛感。「英語をもっと話せるようになりたい」「今の仕事は自分のやりたいことではない」と感じるようになりました。
当時の職場に帰国子女の先輩がいて、その方の流暢な英語に強い憧れを抱いたこともあり、留学を意識するようになりました。社会人2年目という早い段階でしたが、「やるなら今しかない」と決断し、留学方法を探した結果、オペアという選択肢にたどり着きました。
ただしオペアには一定の保育経験が必要です。私はその経験がなかったため、ホテルを退職し、アルバイトをしながら保育ボランティアを始めました。フルタイム勤務を続けながら経験を積むことも可能でしたが、もともとホテルの仕事に強い思い入れがなかったため、フリーターとして複数の仕事をしながら必要な保育経験を重ねていきました。
その結果、渡米条件を満たし、無事アメリカでオペアとして活動できることに。2年間、同じホストファミリーのもとで生活し、貴重な経験を積むことができました。
オペア後の就職活動について
2年間のオペア生活を終えて帰国したのは8月末のことでした。2年ぶりの日本生活ということもあり、実家に戻って家族や友人との時間を大切にしたい気持ちが強く、すぐには就職活動を始めませんでした。しばらくはゆっくりと過ごし、実際に就職活動を始めたのは11月に入ってからでした。
- 就職活動の準備
まず転職エージェントに登録し、仕事探しをスタート。履歴書を書く際に悩んだのは、オペアとして過ごした2年間をどう表現するかでした。結果的に、履歴書の志望動機・自己PR欄には「留学経験」として簡単に記載し、職務経歴書に具体的なオペア留学の経験を書くことにしました。これによって、職務経験の空白ではなく「海外で得た実践的な経験」として伝えることができました。
- 応募職種
応募は子どもの英語教育に関わる職種に絞りました。アメリカでのベビーシッター経験を通じて、子どもの成長に関われる喜びを強く実感していたからです。帰国後に「自分は何をしたいのか」と考えたとき、自然と「子どもの教育に関わりたい」という思いが芽生えていました。 こうして自分の進む道が明確になったのは、間違いなくオペア留学のおかげでした。単に語学力を磨くだけでなく、「自分のやりたいこと」に気づかせてくれた経験だったと感じています。

面接で聞かれること
「オペア経験」については必ず聞かれました。まだあまり知られていないこともあり、面接官も興味を持ってくださるようで、詳細まで質問されることが多かったです。
また、「英語で何か話してみて」と英語力を確認される場面もよくありました。その際は、簡単な自己紹介に加え、アメリカで趣味として始めたマウンテンバイクやランニングについて1分ほど話すようにしていました。事前に短いスピーチを準備しておくと安心です。
英語教育関連の職場ということもあり、外国人が同席している場合もありました。その際は英語で質疑応答になることもありましたが、正直、一方的に英語で話すよりも、質疑応答の方が気持ち的に楽でした。
就職先について
帰国後、最初の仕事は学習塾が運営する子ども向け英語教室でした。仕事内容は主に外国人講師とのやり取りや、生徒・保護者への対応です。オペア経験のおかげで、子どもとの関わり方や保護者の気持ちを理解でき、楽しく働くことができました。 ただ、英語教室は週に1〜2回、短時間だけ英語に触れる場であったため、英語教育の限界を感じました。
そこで、子どもたちがより長く英語に触れられる「英語学童」を新規に開設する別の企業へ転職しました。新規OPENだったため、準備段階から関わることができ、とても貴重な経験になりました。その学童は主に小学生が放課後に英語で過ごす場で、1回2時間以上と滞在時間も長め。週5で通う生徒もおり、子どもたちの英語力の成長をより実感できる環境でした。

オペア経験が役立った!
どの仕事においても、一番大きく役立ったのは「外国人講師とのやりとり」でした。海外生活の経験があることで、異国で暮らすうえでの苦労や悩みを理解でき、講師たちとすぐに打ち解けることができました。英語でのコミュニケーションもスムーズで、人間関係づくりに困ることはありませんでした。
講師陣はアメリカだけでなく、カナダ、イギリス、オーストラリア、さらに英語圏以外の出身者も多く、多様なバックグラウンドに触れられたのも大きな学びでした。 また、オペアで身につけた「子どもとの関わり方」や「家庭でのサポート経験」も大いに役立ちました。生徒や保護者との関係づくりに活かせただけでなく、文化や教育観の違いを受け入れる柔軟さも強みになりました。
オペア後にアメリカや海外で働く人も多い?
オペアを終えたあとの進路は本当にさまざまです。日本に帰国して就職する人もいれば、アメリカや他の国で新しい道を歩み始める人も少なくありません。
私がオペア時代に出会った日本人の友人のうち、実は半分近くが今も海外で暮らしています。 その中の一人は、オペア終了後にアメリカで学生となり、モンテッソーリ教育を学びました。その後、数年間アメリカで働き、現在はドイツのモンテッソーリ校で教師をしています。すごく素敵なキャリアの広がり方ですよね。
ほかの友人もオペアをきっかけにアメリカで保育関係の仕事に就いている人が多いですし、年齢によっては「もう一度オペアをやってみたい」と再挑戦する人もいます。
私自身も、最初は「1年だけの経験」と思っていたのに、気づけば2年間もアメリカで生活することになりました。オペアに参加すると、自分が想像していなかった未来が広がることも多いのだと実感しています。
オペアを終えた後の進路は、思っている以上にたくさんの可能性があります。海外でキャリアを積むのもよし、日本で経験を活かすのもよし。
大切なのは、その経験をどう自分の人生に取り入れていくかだと思います。

まとめ
オペア経験は、単なる海外生活や育児サポートにとどまらず、その後の人生やキャリアに大きな広がりを与えてくれるものです。
帰国して日本で就職する人もいれば、アメリカやヨーロッパなど海外で学び直したり働いたりする人も多くいます。
大切なのは、「オペアを終えた後に自分がどんな道を選びたいのか」を考えることです。
ホストファミリーや現地で出会った人とのつながりから、思いがけないご縁やチャンスが広がるのも、オペアならではの醍醐味だと思います。
これからオペアを目指す方、すでに経験中の方も、自分の可能性を信じてぜひ挑戦を続けてほしいと思います。







