アメリカの食事は太る?それとも意外と健康的?

はじめに
海外で長期滞在を考えるとき、「食習慣の違いで太ってしまうのでは?」と不安になる人が多いのではないでしょうか。特にアメリカと聞くと、ピザやジャンクフードのイメージが強く、「体重増加は避けられない」と思っている方もいるかもしれません。 今回は、私がアメリカで2年間生活した中で、実際に最初は体重が増え、最終的には痩せて帰国した体験を交えながら、アメリカの食習慣や健康的に運動を取り入れる方法についてご紹介します。
実際に太りました!
実際に私は、渡米後半年ほどで5キロ太りました。 オペアとして2年間、アメリカ・カリフォルニア州のオークランドで暮らしていたのですが、週45時間子どものお世話をしながら、公園に行くことはあっても本格的な運動はほとんどせず。
朝はベーグル、ランチにはサンドイッチやパスタ、スタバでコーヒーとおやつ、夜にはチップスにワカモレディップ…そんな生活を続けていた結果です。やはり、消費カロリー以上に食べれば太りますよね。 確かに、ベーグルやサンドイッチは日本にいるときよりも食べる機会が多く、特に最初の頃はその手軽さやおいしさに惹かれてよく食べていました。
ですが、実際のアメリカの食卓は思っていた以上に健康的でした。問題は食事の内容だけでなく、「食事の回数」だったと思います。 オペアのスケジュールは家庭によっても異なりますが、空き時間があることも多く、子どもを学校に送った帰りにカフェに立ち寄ったり、一緒にスナックタイムでおやつを食べたりすることも。さらに夜には、ホストママやホストパパと談笑しながらお酒やおつまみを楽しむ機会もありました。

アメリカの食事
オペアとして滞在する家庭は子どもがいるため、健康志向なところが多いです。特に子どもの食事にはとても気をつけていて、スーパーでもオーガニック食品を選ぶ家庭が圧倒的に多い印象でした。 日本でもスーパーに「オーガニック」や「有機野菜」のコーナーがありますが、アメリカはその規模がまったく違います。
スーパーによっては、オーガニックとそうでない食品がコーナーごとに分かれていて、品揃えもとても豊富。アメリカでは USDA(米国農務省)のオーガニック認証 を受けたものだけが「オーガニック食品」として販売され、緑色の「USDA ORGANIC」ラベルが目印になっています。
特に子どもの食べ物については「できるだけオーガニックを」という意識が強く、自然とオーガニックを選ぶ環境が整っていると感じました。もちろん価格は少し割高ですが、「子どもの健康のための必要経費」という感覚。結果的に、大人である私もオーガニックフードを日常的に食べられるのは、ちょっと贅沢で幸せでした。
そして意外だったのが、「アメリカ=ジャンクフード」というイメージが必ずしも当てはまらなかったこと。マクドナルドやKFCに行く機会はほとんどなく、むしろ家庭の食卓は思った以上に健康的でした。ホストパパは、日本の「クリスマスにKFCを食べる文化」に心底驚いていたほど(笑)。 アメリカ人自身もファストフードは「ジャンクフード」という意識を持っているので、むしろ子どもにはあまり食べさせたくない、という雰囲気がありました。

健康的なおやつ事情
子どものおやつは、果物やドライフルーツ、チーズ、ベビーキャロットなど、年齢が低いほどヘルシーなものを与える家庭が多い印象でした。おやつ代わりにパプリカを生で食べているのを初めて見たときは驚きましたが、実際に食べてみると甘くておいしくて、さらにびっくり(笑)。
もちろん、チョコレート菓子やカップケーキ、アイスクリームといったハイカロリーなおやつもありますが、子どもに与える頻度は少なめでした。よく“too much sugar!“と声をかけて、欲しがる子どもを制していたのが印象的です。
飲み物も同じで、牛乳や水、フレッシュジュースが基本。ソーダは避けて、ある程度の年齢になるまでは与えないという徹底ぶりにも驚かされました。
もちろん家庭によって違いはあると思いますが、全体的に「子どもの健康を守る意識」がとても高いと感じました。
運動を習慣化する
オペアは職場が自宅になるため、通勤がありません。さらにアメリカは車社会なので、基本的にどこへ行くにも車移動。その結果、日本にいるときよりも運動量が減ってしまいがちです。
でも、通勤がない分、朝や夕方、あるいは仕事の合間などに自由な時間を確保しやすく、運動を取り入れるにはむしろ良い環境だと感じました。 私のおすすめはランニング。初めはウォーキングからでも十分です。
ランニングの魅力は、シューズさえあればすぐに始められる手軽さ。そしてアメリカならではの魅力として、外を走るだけで日本とは違う景色を楽しめることです。ランニング人口も多く、自然とモチベーションも上がります。家の近所や湖、公園を走ったり、大きなリージョナルパークではアップダウンのあるコースでトレイルランのような雰囲気も味わえます。
ただし、ランニングは膝や腰に負担がかかることもあるので、不安な方にはバイクライド(自転車)がおすすめ。ホストファミリー宅に自転車があればラッキーです。ロードバイクやマウンテンバイクなら近隣の移動にも使えますし、アメリカの公園には自転車専用のトラックが整備されているところも多く、安心して楽しめます。ランニングよりも体への負担が少ないので、運動初心者にもぴったりです。
実は私自身も最初は��運動なんて…」と敬遠していたのですが、始めてみると運動後のリフレッシュ感が心地よく、気づけばランニングとバイクライドを1日おきに続けるのが習慣になっていました。
自転車は学生時代以来ほとんど乗っていなかったので、最初は坂を全然登れなかったのですが、住んでいたエリアが丘の上でアップダウンが激しく、移動するだけで筋トレ状態。次第に登れなかった坂が登れるようになったり、公園の山道をジェットコースターのように滑り降りたりと、日本ではなかなか味わえない自然の中でのバイクライドを楽しめました。 ランニングも少しずつ距離が伸びて、最終的にはランニングイベントに参加するまでに。気候が良く、一年を通して運動しやすいエリアだったのもラッキーでした。日本の真夏だと、ランニングも自転車もなかなか続けにくいですもんね。
そのほかにも、近隣のコミュニティ向けダンス教室に参加してベリーダンスを習ったり、ピラティスやヨガのクラスに顔を出したこともありました。時間が合えばこうした教室に参加するのもおすすめ。運動になるだけでなく、現地の人との交流や友達作りにもつながりますよ。

まとめ
アメリカで生活すると「太るんじゃない?」と思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。確かに、日本ではあまり見かけないほど甘〜いお菓子や、驚くほど大きなサイズの食事に出会うこともあります。さらにカルチャーショックやホームシックなど、慣れない環境でのストレスから“つい食べすぎる”なんてこともあるかもしれません。
でも実際には、都市部に住んでいればアジアンスーパーも充実していて、日本食材も比較的手に入りやすいんです。それに、アメリカの食事自体が常に高カロリーかといえば、そうでもありません。むしろ家庭によっては、日本よりもオーガニックや健康的な食材を日常的に取り入れていることも多いくらいです。
結局のところ大事なのは、「何を食べるか」よりも「どれくらいの頻度で食べるか」と「運動するかしないか」。カロリーオーバーはどこの国にいても太る原因になりますし、逆に運動の習慣をつければ、アメリカにいながらむしろ健康的な生活を送ることだって十分可能です。
👉 アメリカ生活で太るかどうかは“食事のせい”だけじゃなく、自分のライフスタイル次第。
そう考えると、海外生活は健康習慣を見直すいいきっかけになるのかもしれません。







